忘年会・外食が続く月に最適!胃腸を壊しやすい12月を救う暴飲暴食リセットの薬膳ごはん

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忘年会やクリスマス、仕事納めなど、イベントが目白押しの12月。ついつい暴飲暴食に走りがちで、「胃腸の調子が悪い…」と感じている方も多いのではないでしょうか。特に40代を過ぎると、胃腸の回復力は低下し、この時期の負担が翌年の体調にまで影響を及ぼすことがあります。この記事では、そんな12月の胃腸トラブルを未然に防ぎ、もし壊してしまっても速やかに立て直すための薬膳の知恵をご紹介します。翌朝の胃腸を労わるリセットスープの具体的なレシピから、体に優しい回復食の献立例まで、忘年会や外食が続く時期を健やかに乗り切り、すっきりとした体で新年を迎えるためのヒントが満載です。胃腸の立て直しは、健康な一年を過ごすための大切な第一歩となるでしょう。

この記事を書いた人

石倉 るみ (公式アンバサダー)

薬に頼らず整える薬膳🌿
栄養士歴18年、薬膳料理教室を主宰するママ栄養士です。
スポーツ栄養インストラクターとして、
家庭でも実践できる「簡単薬膳」を発信しています。
軽度ADHDの息子を育てる中で、心と体を整える食卓の大切さを実感。
同じように頑張る方々に寄り添いながら、健やかな毎日を支える食を提案しています。
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目次

12月は胃腸が悲鳴を上げる季節 40代の体に起こる変化

忘年会や外食が続く12月の胃腸への負担

12月は、クリスマスや忘年会といったイベントが目白押しで、外食や会食の機会が自然と増える時期です。それに伴い、普段よりも脂質の多い食事やアルコールの摂取量が増えがちになります。さらに、食事の時間が不規則になったり、夜遅くまで飲食が続いたりすることも珍しくありません。

このような生活習慣の変化は、私たちの胃腸に大きな負担をかけます。特に、消化器官は休む間もなく働き続けることになり、消化不良、胃もたれ、胸焼けといった不快な症状を引き起こしやすくなります。また、腸内環境の乱れから、便秘や下痢といったトラブルに見舞われることも少なくありません。12月は、まさに胃腸が悲鳴を上げやすい季節と言えるでしょう。

40代から意識したい胃腸の回復力と翌年の体調

年齢を重ねるごとに、私たちの体は少しずつ変化していきます。特に40代に入ると、胃腸の機能も若い頃とは異なってくることを意識する必要があります。

具体的には、以下の表に示すような変化が起こりやすくなります。

胃腸の機能20代・30代(目安)40代以降(目安)
消化酵素の分泌活発低下傾向
腸の蠕動運動スムーズ緩やかになる
胃腸の回復力高い低下する
栄養吸収効率良好低下傾向

これらの変化は、胃腸の回復力が低下しているサインです。若い頃であれば一晩寝れば回復していたような暴飲暴食も、40代では翌日まで胃もたれが残ったり、体調不良が長引いたりすることが増えてきます。この時期に胃腸を酷使し続けると、単なる一時的な不調にとどまらず、翌年の慢性的な疲労感や肌荒れ、免疫力の低下といった全身の不調へとつながる可能性があります。したがって、40代にとって12月の胃腸のケアは、翌年の健康状態を左右する重要なポイントとなるのです。

暴飲暴食をリセット 胃腸を立て直す薬膳の知恵

薬膳で胃腸を労わる基本的な考え方

薬膳では、胃腸を体の中心と捉え、「脾胃(ひい)」の働きを整えることが健康の基本と考えられています。暴飲暴食で疲弊した胃腸を立て直すためには、単に消化の良いものを食べるだけでなく、体を温め、気(エネルギー)、血(栄養)、水(体液)のバランスを整える食材選びが重要です。特に12月の冷え込む時期は、温性の食材を取り入れ、胃腸に負担をかけない調理法を心がけましょう。

薬膳の基本は、「旬の食材」と「体質に合った食材」を選ぶことです。旬の食材は栄養価が高く、その季節の体調を整えるのに役立ちます。また、自身の体質(例えば、冷えやすい、熱がこもりやすいなど)を理解し、それに合わせた食材を取り入れることで、より効果的に胃腸を労わることができます。

胃腸の不調サインを見逃さないで

年末年始の忙しさや外食が続く中で、胃腸はSOSサインを出していることがあります。これらのサインを早期に察知し、適切なケアをすることで、胃腸の不調を慢性化させず、翌年の健康へとつなげることが可能です。特に40代は、回復力が低下し始める時期でもあるため、体の声に耳を傾けることがより一層重要になります。

以下に、胃腸の不調を示す主なサインと、薬膳的な視点からのアドバイスをまとめました。

不調のサイン薬膳的な見方とアドバイス
胃もたれ、膨満感消化機能の低下、気の巡りの滞りを示唆。消化を助ける食材(大根、キャベツなど)を取り入れ、食べ過ぎに注意。
食欲不振、吐き気胃の気が上逆している状態。香りの良い食材(生姜、ミョウガなど)で気を巡らせ、あっさりしたものを少量ずつ。
便秘、下痢腸の動きの乱れ、水分のバランスの崩れ。食物繊維豊富な食材(きのこ、海藻など)や、体を温める食材で腸内環境を整える。
口内炎、口臭胃に熱がこもっている可能性。体を冷ます作用のある食材(きゅうり、冬瓜など)を適度に取り入れ、辛いものや脂っこいものを控える。
だるさ、倦怠感胃腸の機能低下による気(エネルギー)不足。消化吸収の良い、滋養強壮に役立つ食材(鶏肉、山芋など)で補う。

これらのサインに気づいたら、無理をせず、胃腸を休ませるための薬膳ごはんを取り入れることが、暴飲暴食のリセットにつながります。

翌朝すっきり 胃腸を癒やすリセットスープと回復食

忘年会や外食が続き、疲弊した胃腸を翌朝に持ち越さないためには、消化に良い食事で労わることが重要です。ここでは、胃腸の負担を軽減し、回復を促すためのリセットスープと回復食の具体的な献立例をご紹介します。

胃腸を温める翌朝のリセットスープ厳選レシピ

温かいスープは、冷え切った胃腸を優しく温め、消化吸収を助ける効果があります。薬膳の考え方に基づき、胃腸に良いとされる食材を取り入れたスープで、体の内側からデトックスを促しましょう。

大根と生姜のあっさり鶏だしスープ

大根は消化酵素を豊富に含み、生姜は体を温め血行を促進する働きがあります。あっさりとした鶏だしで煮込むことで、胃に負担をかけずに栄養を補給できます。

材料(2人分)分量
鶏むね肉(またはささみ)100g
大根150g
生姜1かけ
だし汁400ml
少々
薄口醤油小さじ1
小ねぎ(小口切り)適量

作り方:

  1. 鶏むね肉は薄切りにし、大根はいちょう切り、生姜は薄切りにする。
  2. 鍋にだし汁と大根、生姜を入れて火にかける。大根が柔らかくなったら鶏むね肉を加える。
  3. 鶏肉に火が通ったら、塩と薄口醤油で味を調える。
  4. 器に盛り、小ねぎを散らして完成。

消化に優しいキャベツとキノコの味噌汁

キャベツは胃の粘膜保護に役立つビタミンUを含み、きのこ類は食物繊維が豊富で腸内環境を整えます。発酵食品である味噌は、消化を助け、胃腸の調子を穏やかに整える効果が期待できます。

材料(2人分)分量
キャベツ100g
しめじ50g
えのき50g
豆腐1/4丁
だし汁400ml
味噌大さじ1.5〜2

作り方:

  1. キャベツはざく切り、しめじとえのきは石づきを取りほぐす。豆腐は食べやすい大きさに切る。
  2. 鍋にだし汁とキャベツ、きのこ類を入れて火にかける。
  3. 野菜が柔らかくなったら豆腐を加え、煮立たせないように味噌を溶き入れる。
  4. 温まったら火を止め、器に盛る。

暴飲暴食後に選びたい回復食の献立例

胃腸が疲れている時は、油分や刺激物を避け、消化に良い食材を選んでゆっくりと回復させることが大切です。翌日には、胃に優しい回復食で胃腸を休ませ、正常な機能を取り戻しましょう。

胃に優しいおかゆと梅干し

おかゆは水分量が多く、米が柔らかく煮込まれているため、胃腸への負担が極めて少ない回復食の代表格です。梅干しは殺菌作用があり、食欲増進効果も期待できます。

献立例:

  • 全がゆまたは七分がゆ: お米からじっくり炊き上げたおかゆは、胃腸に優しく染み渡ります。
  • 梅干し: 消化を助け、胃の働きを活性化させます。
  • 卵や鶏ささみ: 物足りない場合は、半熟卵や蒸した鶏ささみを少量添えると、良質なたんぱく質を補給できます。

ポイント: 味付けは控えめにし、よく噛んでゆっくりと食べることが大切です。

蒸し野菜と白身魚のあんかけ

油を使わずに蒸し調理することで、食材本来の旨味と栄養を損なわずに消化に良い一品に。白身魚は低脂質で消化しやすく、あんかけにすることで喉越しも良くなります。

献立例:

  • 蒸し野菜: ブロッコリー、人参、きのこ類など、旬の野菜を彩りよく蒸す。
  • 白身魚のあんかけ: たらや鯛などの白身魚を蒸し、だしベースの優しいあんでとろみをつける。生姜のすりおろしを加えると、さらに体が温まります。
  • 雑穀米または玄米(少量): 消化に問題がなければ、少量のご飯を添えても良いでしょう。

ポイント: あんかけの味付けは薄味を心がけ、野菜は柔らかく蒸し上げることで、胃腸への負担を最小限に抑えます。

胃腸を壊さないための12月の過ごし方と予防策

薬膳食材で胃腸をサポートする日々の工夫

年末に向けて忙しさが増す12月は、日々の食事に少しの工夫を加えることで、胃腸への負担を軽減し、健やかな状態を保つことができます。特に、胃腸を温めたり、消化を助けたりする薬膳食材を意識的に取り入れることが大切です。普段の食事にプラスするだけで、胃腸の調子を整える手助けとなるでしょう。

薬膳食材期待できる効果取り入れ方の例
大根消化促進、胃もたれ改善、解毒作用お味噌汁の具材、煮物、大根おろし
生姜体を温める、血行促進、吐き気の緩和、消化促進紅茶に入れる、炒め物、薬味
キャベツ胃粘膜保護、胃酸抑制、消化促進温野菜サラダ、スープ、炒め物
山芋(長芋)滋養強壮、消化酵素(ジアスターゼ)による消化促進とろろ、和え物、すりおろして汁物に入れる
きのこ類食物繊維が豊富で腸内環境を整える、免疫力向上鍋物、炒め物、スープ

これらの食材を意識的に摂ることで、胃腸の働きを助け、忘年会シーズンを乗り切るための土台を築くことができます。旬の食材を取り入れることも、薬膳の基本的な考え方の一つです。

暴飲暴食を避けるための食事のコツ

忘年会や外食が続く12月は、ついつい食べ過ぎたり飲み過ぎたりしがちです。しかし、ちょっとした心がけで暴飲暴食を防ぎ、胃腸への過度な負担を避けることが可能です。以下のポイントを参考に、賢く食事を楽しみましょう。

  • ゆっくりとよく噛んで食べる:食事をゆっくりと摂り、一口一口をよく噛むことで、消化を助け、満腹感を感じやすくなります。
  • 腹八分目を心がける:美味しい料理が並んでも、常に「もう一口」で止める意識を持つことが大切です。胃腸に負担をかけすぎない適量を心がけましょう。
  • 温かい飲み物や汁物から始める:食事の最初に温かいお茶やスープを摂ることで、胃腸を温め、消化の準備を整えるとともに、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。
  • 野菜やきのこ類から食べる:食物繊維が豊富な野菜やきのこ類から先に食べることで、血糖値の急上昇を抑え、満腹感を得やすくなります。
  • アルコールは適量を守る:アルコールは胃腸に負担をかけるため、飲み過ぎには注意が必要です。水やお茶を間に挟むなどして、量をコントロールしましょう。
  • 寝る直前の食事は避ける:就寝前に食事を摂ると、消化活動が睡眠の妨げとなり、胃腸に負担がかかります。できるだけ寝る2~3時間前までには食事を済ませるようにしましょう。
  • 消化に良いものを選ぶ意識を持つ:揚げ物や脂っこいものばかりではなく、蒸し料理や煮物、和食など、胃腸に優しいメニューも積極的に選ぶようにしましょう。

これらのコツを実践することで、12月のイベントを楽しみながらも、胃腸の健康を守り、翌年へとつながる体調管理が可能になります。

まとめ

12月は忘年会やクリスマスなど、楽しいイベントが続き、ついつい暴飲暴食に走りがちな時期です。特に40代を迎える頃からは、胃腸の回復力が低下しやすいため、この時期の胃腸への負担が翌年の体調に大きく影響することを意識することが大切です。

本記事でご紹介したように、胃腸の不調を感じたら、薬膳の知恵を取り入れたリセットスープや回復食で、優しく労わってあげましょう。消化に良い食材を選び、温かい食事を摂ることで、胃腸の働きを助け、疲れた体を癒やすことができます。

また、日頃から薬膳食材を取り入れたり、食事の摂り方を工夫したりするなど、予防策を講じることも重要です。12月の胃腸ケアを怠ると、年明けに体調を崩しやすくなるだけでなく、慢性的な不調につながる可能性もあります。

この時期にしっかりと胃腸を立て直すことで、健やかな新年を迎え、翌年一年間を元気に過ごすための土台を築くことができます。ぜひ、ご自身の胃腸と向き合い、薬膳の力を借りて、心身ともに健康な年末年始をお過ごしください。

この記事を書いた人

石倉 るみ (公式アンバサダー)

薬に頼らず整える薬膳🌿
栄養士歴18年、薬膳料理教室を主宰するママ栄養士です。
スポーツ栄養インストラクターとして、
家庭でも実践できる「簡単薬膳」を発信しています。
軽度ADHDの息子を育てる中で、心と体を整える食卓の大切さを実感。
同じように頑張る方々に寄り添いながら、健やかな毎日を支える食を提案しています。
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